もふもふさんのもの作りぶろぐ

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手作りパンの魅力に迫る!パン作りの楽しさ

今年はパンを作ってみませんか?

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パンを作ってみませんか?

パンって身近にあるけれど、実は知らないことが多いかもしれません。私もその一人でした。そして作ってみたいけれどちょっと難しそうだな・・というのも実際ありました。でも何回か作ってみたらとっても楽しい!

新しい年が始まって、今年はどんなことにチャレンジしようかな〜なんて皆さんも考えたりしていると思いますが、今年は是非、思い切ってパンを作ってみるのはいかがでしょうか?

新しいチャレンジの一歩を簡単に踏み出せるように、今日は私がちょっこっと調べたパンについてのお話しをしてみようと思います。調べたことがこのブログを読んでくださった方々の、パン作り第一歩のきっかけになれたら嬉しいです!どうぞ楽しんで行ってくださいね。

(注:こちらのブログ主が個人的に調べたものが中心です。諸説ありますのでご参考程度にお願いいたします。)

そもそもパンってな〜に?

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パンの歴史

今から8000年〜6000年ほど前、古代メソポタミアでは、小麦粉を水でこね、焼いただけのものを食べていました。これがパンの原形とされています。その後古代エジプトへ伝わり、偶然によって発酵パンが誕生しました。そしてギリシャ、ローマと伝わり、日本に本格的に伝来したのは1543年。種子島に漂着したポルトガル人によって、鉄砲とともに渡ってきました。フランシスコ・ザビエルの宣教活動と一緒に全国へ広まっていったようです。長い間食べ続けられてきたのですね。

パンにはどんな種類があるの?

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豊富なパンの種類

パン屋さんやスーパーに行くと、売り場には様々なパンが陳列されています。実は「パン」は材料の配合からみたり、食感からみたりするだけでパンの種類がいくつかに分かれるようです。

 

1. 材料の配合からみたパンの種類
  1. 『リーン』 パン生地の材料が基本材料(小麦粉、イースト、水、塩)のみに近いもの しっかりとしていて、かみごたえがある
  2. 『リッチ』 パン生地の基本材料に油脂や乳製品、卵などを配合したもの キメが細かくて柔らかく、しっとりした食感 

 

2. 食感からみたパンの種類
  1. 『ハード系』 キメが細かくて柔らかく、しっとりした食感のパン かむほどに小麦の香ばしさが強い(フランスパン、カンパーニュ、ライ麦パンなど)
  2. 『ソフト系』 柔らかく、ふんわりとした食感のパン (スーパーのパンのほとんどはソフト系パン、デニッシュ、クロワッサンなど)
  3. セミハード系』 ハードとソフトの中間の食感をもつパン(ベーグルやフォカッチャ、イングリッシュマフィンなど)

 

パンはどんな流れで作るの?

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パン作りの工程



パン生地をつくる方法は、工場やパン屋さんで作るやり方として、ストレート法中種法などいくつかあります。ストレート法は全部の材料を一度に混ぜてパン生地をつくる方法、中種法は材料を2段階に分けてこねてパン生地をつくる方法です。(今日は難しい説明はここまでにします)

『「工程」 〜おおまかな流れ〜』
  1. 材料の計量
  2. 材料を混ぜてこねる
  3. 一次発酵
  4. ベンチタイム (分割)
  5. 成形
  6. 二次発酵
  7. 焼成
  8. 焼き上がり

この順序で大体のパンは出来上がっていきます。 事前に流れがわかっていると、作るのも楽しみになってきますね! でもこういう専門のお話をしてしまうと「やっぱりパンって難しそう!」と感じてしまいます・・。けれど、後の項目でおうちで簡単に作れるレシピをご紹介しますのでどうぞご安心してくださいね!

 

材料は何が必要?

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パン作りの材料

 パン作りに欠かせない基本材料は、粉、イースト、水、塩の4種類! そこにバターやショートニングなどの油脂、イーストの餌となり発酵を進めてくれる砂糖などが必要です。 実はこの材料たちも調べてみるといろんな役目をしてくれているのがわかりました。「ヘぇ〜!そうなんだ!」とちょっと知識が増えて、さらにパン作りへの興味が湧くかもしれません。

『「材料」〜それぞれの役目〜』
  1.  パンは強力粉を使用します。小麦特有のタンパクが水と結合し、捏ねて力が加わることで グルテンが形成され、パンの骨格となります。
  2. イース パンをふっくらとふくらませて、パン独特の風味をつけます。
  3. 無塩バター 風味やコクを出します。パンの柔らかさを保つ役目をし、生地に伸展性も与えるのでよく膨らむようになります。
  4. 砂糖 生地に甘みをつけたり、イーストの餌となり発酵を進ませます。焼成時の色づきをよくします。
  5.  独特の風味を出します。卵黄は生地をふくらませ、固くなることも遅らせ柔らかさを保ちます。
  6. 牛乳 牛乳を入れることで風味がよくなり、色づきもよくなります。
  7.  小麦粉に含まれるたんぱく質からなる「グルテン」は、水を加えてこねることにより生成されます。

一つ一つの材料の役目が合体して初めてパンが誕生するのですね!

道具はどんなものを使うの?

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パン作りの道具


パンを作る時に使う道具は意外とご自宅にもう揃っているもので充分かもしれません。その他に「あったらいいかもしれない」と思う道具も紹介してみようと思います。(工程の順番に合わせてご紹介します。)

『「工程別」〜使用道具〜』
  1. 材料を準備・捏ねるとき 計量器・ボール・ゴムべら・スケッパー・捏ねる用ボード・温度計(ボード、温度計はあればで大丈夫です)など
  2. 生地を休めるとき(ベンチタイム) ラップ・ビニール袋・布巾など
  3. 生地を分割するとき スケッパー・計量器など
  4. 生地を成型するとき  型・麺棒など
  5. 生地を発酵させるとき オーブンシート・天板・ラップ・ビニール袋・発酵機など
  6. 生地を焼くとき オーブン・刷毛(卵塗り用)・ミトン・網(冷ます時用)
    (まとめ) 計量器、ボール、ゴムべら、布巾、ボード、温度計(あれば尚良い)、ラップ・ビニール袋、型、スケッパー、麺棒、オーブンシート、天板、発酵機など

それでは基本のパンを作ってみましょう!

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シンプル丸パンを作ろう

大変お待たせいたしました!
パンの歴史から、材料、道具の勉強が終わりましたね!
それではいよいよ手作りのパンの作業開始です!手作りパンは形が悪くても頑張った分美味しく仕上がります。ふっくらとした感触や焼きたての香りと風味はなんともいえない幸せな気分になります。最初だから失敗だって大丈夫!難しく考えずに楽しみながら作ってみましょう!

『レシピ(ふわふわシンプル丸パン)材料 (6〜8個分)』
強力粉200g
砂糖30g
塩3g
牛乳150g
ドライイースト3g
無塩バター20g
溶き卵(適量・塗っても塗らなくてもOK)

1.道具と材料を準備しましょう。

(道具) 計量器、ボール、ゴムべら、ボード、布巾、温度計(あれば良い)、ラップ・ビニール袋、麺棒、スケッパー、オーブンシート、天板、冷ますための網
(材料) 強力粉、砂糖、塩、ドライイースト、卵、無塩バター、牛乳

※牛乳は冬など寒い季節は電子レンジで600W30秒くらいで少し温め、夏はそのまま使用しても大丈夫です。無塩バターも寒い季節は室温に戻しておくことをお勧めします。冷たいとパンの発酵に影響が出ます。

2.ボールに強力粉、砂糖、ドライイースト、塩を入れます。

この時、イーストと塩はなるべく離し、イーストと砂糖は近くに置くイメージです。これは塩はイーストの発酵を弱め、砂糖はイーストの発酵を助けてくれるためです。

3.牛乳を入れます。

牛乳は全部入れず、硬さをみながら入れます。季節の湿度や粉の種類で変わってくるためです。

4.ゴムべらで全体をまとめます。

まとまったと感じたら作業台の上に取り出します。少しベタベタしていたらスケッパーなどでまとめてみてください。

5.こすりつけるように捏ねて、5〜10分でまとまり始めたらバターを入れます。

この辺りで、こんなにベタベタでほんとにまとまるの?と思うかもしれませんが、必ずまとまるのでひたすらひたすら捏ねてみてください。

6.生地を薄く伸ばして膜ができるような感じになったらOKです。

ですが、私は最初はそんなにきれいに作れなかったので、何回か作る中で完璧を求めるといいかもしれません。

7.それくらいまで捏ねたら表面をつるんとさせるように整え、ボールに入れて一次発酵させます。

先ほど材料をまとめたボールでも、新しく発酵用のボールに入れても大丈夫です。1.5〜2倍くらいに発酵させます。目安は50分くらい。暑い季節は室内でそのまま発酵させて良いですが、寒い時期はオーブンの発酵機能を使ってみてください。

8.1.5〜2倍膨らんだらフィンガーテストをします。

粉を指に付けて発酵した生地に刺して確認してみてください。(第一関節くらいまで)穴が戻らなくなったらOKです。

9.台に取り出し、指でガスを抜きながら軽くペタペタ押します。

お好みで計量器で重さを合わせながら6〜8等分にしてください。分割後、生地を少し休ませます。この時、固く絞った布巾を生地の上にかけて15分くらい休ませます。乾燥注意です。その後、天板とオーブンシートを準備しておきます。

10.休ませた生地を丸め、オーブンシートにのせます。

この時、生地どうしの間隔を開けてください。狭いと発酵した時にくっついてしまいます。(それも可愛いですが・・笑)



11.二次発酵させます。

この時も固く絞った濡れ布巾をのせて乾燥を防ぎます。大きなビニール袋に天板ごと入れるのもNICEです!発酵の大きさはひとまわり大きくなるくらいがベストです。寒い時期はオーブンの発酵機能を使ってもいいです。

 

12.オーブンの予熱を始めます。(200°C)

オーブンの発酵機能を使用している途中の方は、パンの発酵具合をみながら発酵機能から→予熱機能に切り替えてください。

13.予熱が完了したら焼き始めます。10〜12分。

発酵したパンに溶き卵を塗ります。厚く塗りすぎないほうがきれいです。

初めて焼く方は2分くらい焼き時間を短く設定して焼き加減を調整してみてください。

14.焼き上がりです!!どんな具合に焼けたでしょうか??

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焼きたてシンプル丸パン

自分で作ったパンはいかがでしょうか?可愛い可愛い手作りパンの出来上がりですね!(オーブンから出すときは火傷などに注意してください) 天板から焼きたてパンを冷ます網に乗せます。焼きたてを食べたい方はその場でどうぞ!(笑)(※一度に食べきれないという方はジップロックに入れて冷凍保存も可能です。)

15. まとめ

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楽しいパン作り

さて、今回はパンの歴史から、作り方までざっと追ってきましたがいかがだったでしょうか?パン作りのハードルが少し下がったでしょうか?
こちらにブログを載せている私も何度も何度も失敗して、柔らかいはずのパンがカチカチだったり、中の餡子が全部飛び出てしまったアンパンを作ったこともあります。
でもそれも楽しくて、パン作りを続けてきました。
最初から愛情込めて作った自分のパンは、誰にも真似できない世界に一つのパンです。形が変でも、焼き過ぎでも、一回チャレンジしたらもう大丈夫です。きっといろんなパンに変化していきます。是非これからも楽しいパン作りを続けていきましょうね! このブログを読んでくださってありがとうございました!!皆さんのパン作りが楽しくなりますように。

 

 

※ こちらにYouTube「幸せパン職人のパンレシピ」 大野有里奈さんの動画を貼り付けさせていただきます。
とても参考にしているパン職人さんで、動画の方がわかりやすい方もいらっしゃると思うので、ぜひこちらのYouTubeを参考にしてみてください。(レシピ内容などこちらのブログと違いますが、動画のレシピに置き換えて、動画と一緒に作るのもおすすめです。ご自分に合う作り方でやってみてくださいね!


www.youtube.com

現在は食材メーカーさん(cottaさん富沢商店さんなど)や、製粉会社(日清製粉さん株式会社ニップンさん) のホームページでもいろんなパン作りの道具や材料も通販で購入することができます。またレシピなどもたくさん載っています。そちらもとても参考になりますのでご覧になってみてください。)